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大日如来の刺青|密教最高位の仏様!?タトゥーデザインを紹介

大日如来は宇宙そのものであり、この世で最高位の存在だとされます。仏教の開祖である釈迦をも作り出した創造主ともいわれています。

仏様の世界で最も偉いとされる「大日如来(だいにちにょらい)」。

「密教」の最高位にいる仏様で、大日如来がいなければ他の仏様も存在しなかったといわれています。

この記事では、すべての生物の源(みなもと)とされる大日如来の成り立ちや、ご利益のある真言などを紹介します。

大日如来とは?

大日如来の画像

大日如来は宇宙そのものであり、この世で最高位の存在だとされます。仏教の開祖である釈迦をも作り出した創造主ともいわれています。

釈迦如来(しゃかにょらい)や阿弥陀如来(あみだにょらい)をはじめ、他のすべての仏様は大日如来の化身だと考えられています。

大日如来の「大日」とは、この世の全てを照らす地球上の生命を育(はぐく)む「偉大な太陽」の意味を持ちます。

また、大日如来は、知恵を表す「金剛界(こんごうかい)」慈悲を表す「胎蔵界(たいぞうかい)」の二つの世界に存在し、この二人の大日如来が揃うことで初めて密教の教えの世界を表せるのだとされています。

大日如来の見分け方

如来は出家後の釈迦の姿がモデルであるため、装飾品などは身に付けず質素な姿をしています。

しかし、大日如来だけは別格で、豪華な冠や宝石などを身に付けているので、容易に見分けられるかもしれないですね。

基本的に、大日如来は座っている姿のものが多く、髪型は他の如来が渦を巻いたような髪型なのに対し、長い髪を結いあげています

また、金剛界と胎蔵界の違い印相(いんそう)」といわれる手の形で見分けることができます。

大日如来印相画像

引用元:pinterest

大日如来の成り立ちは?

大日如来はおよそ1300年前、インドで生まれた仏教の一つ「密教」から誕生した仏様です。

平安時代はじめ頃、「空海(くうかい)」が中国へ密教を学ぶために留学。その後多くの資料や曼荼羅(まんだら)を日本へ持ち帰った空海は、大日如来を祀(まつ)る「真言宗」を開きます。

それ以来、大日如来像は日本で数多くつくられるようになりました。

大日如来のご利益と真言は?

大日如来の真言には厄祓いとしての効力があるといわれ、唱えることで全ての災難が消え、より良い人生になるといわれています。

大日如来の真言は「オン・アビラ・ウンケン・バザラ・ダト・バン」と唱えます。

この真言は金剛界と胎蔵界のそれぞれの真言をあわせたもので、唱えることで両方のご利益を授かることができるのだとか。

心を落ち着かせ、一音ずつはっきりと唱えることが大切です。

口に出さなくとも同じ効果が得られますが、その際は心の中で一音ずつはっきりと真言をイメージしましょう。

大日如来が記述されている書籍一覧

大日如来の世界 単行本 – 2007/11/1

日本の仏様 解剖図鑑 単行本(ソフトカバー) – 2020/2/2

勝手に「仏像」ランキング! (王様文庫) 文庫 – 2020/9/30

まとめ

この世のすべての根本となる大日如来。

大日如来真言を身につければ、全ての災いを取り除いて、強力な功徳(くどく)を得られるといわれています。

もし心の落ち着きを取り戻せないようなときには、大日如来真言を紙に書き記しても効果があるのだとか。

ぜひ試してみてくださいね。

宇宙に例えられるほどの仏様です。刺青を入れる際も上記の意味を込めて入れる人が多いようです。

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